Immediate Stroke Life Support   神経救急蘇生の学びを支援する

ISLSにおける指導層の養成

 各地域、各施設でさまざまな脳卒中に関連する学会と連携しISLSコースが開催されるようになり、全国レベルでコースにおける参加者の学習を支援するスタッフ(ファシリテーターと呼びます)を養成するために「ISLSコース・ワークショップ(ISLS・WS)」と「ISLSファカルティ・デベロップメント(FD)」を開催しています。

  開催の希望のある方は、日本ISLSコース質の向上委員会 奥寺 敬 までご一報下さい。

 プログラム内容については、各地で行われているコースそれぞれの工夫もあることから、必ずしも画一的な内容ではなく一緒に検討させていただきます。

ISLS・WSの基本構造と受講資格

 コースの質は学習支援スタッフ(ファシリテーター)の質に依存します。WSは当該コースの質を保障する客観的な手法ですので、開催に当たっては充分にご留意下さい。
ワークショップ開催には約3時間の時間が必要ですので主催者はそのように準備をして下さい 。
コース受講後、ワークショップの受講が可能です。
ワークショップ終了後、参加者登録をし、登録料お振込みをして下さい。登録料はワークショップ主催者が受講生全員分を取りまとめて下さい。

 ※参加者はコース学習内容の理解に不安が残った場合、コースにISLSプロバイダーとしてスタッフ参加しコース内容を理解・習得後にワークショップを受講することが望ましい。

大学単位のISLS+FDの開催について

 2009年後半より、大学単位での運営組織育成(ファカルティ・デベロップメント:FD)を共同開催し、新たな指導者層養成形式として、同じ日に コースとWSを開催する集中開催方式を導入しています。「午前中にWS+午後にWS受講者がコースで教育支援」、または「午前にコース+受講者が午後にWS受講」という構成など開催施設の需要に応じて様々なスタイルで展開しています。この場合、FDの受講生、すでになんらかの臨床シミュレーション研修で指導経験が豊富な場合は、当日ISLSと合わせて受講することも可能です。大学などは教育・診療内容に責任を果たす能力がある機関ですので質の維持は大学の責任となります。このような考えに基づき大学単位でのFD(通称アカデミック・パッケージ)は、富山大学、香川大学、獨協医科大学、東海大学、神戸大学、日本医科大学、奈良県立医科大学などで開催しており、今後、弘前大学など国内の大学で開催が企画されています。開催の希望のある方は、日本ISLSコース質の向上委員会 奥寺 敬 までご相談下さい。


2010年広島大学で開催されましたISLS-FDの時間割です。ご参考までに。
広島大学ISLSファカルティ・デベロップメント